長引く咳について

咳のイメージ写真

風邪を引いたときには咳を伴うことがよくあります。
しかし、風邪やインフルエンザならば遅くとも数週間で咳は治まります。咳が2ヶ月以上も長引くことは殆どありません。
一般的には、3週間以上続いている咳を「遷延性の咳」、8週間以上のケースを「慢性の咳」と呼んでおり、咳が長引けば長引くほど感染症以外の呼吸器疾患が疑われます。

早めの受診をお勧めします

咳が長引いているときは呼吸器内科で原因をしっかりと突き止めることが大切です。
咳が8週間以上も続いている方はアトピー咳嗽、逆流性食道炎、気管支喘息、肺がん、結核などの可能性がありますので、早めの受診をお勧めいたします。

長引く咳の治療

長引く咳が見られたときは、対処療法と併行して原因疾患をつきとめ、それぞれの治療を行います。
例えばアトピー咳嗽やアレルギー性の喘息ならば、アレルギー反応を抑えるためのお薬を処方します。
また、肺がんや結核のときは専門の施設で対応します。